日本初の防食技術専門の研究施設「防食技術センター」がグッド・ペインティング・カラーで優秀賞を受賞

2020年11月19日に(一社)日本塗料工業会、日本塗料商業組合、(一社)日本塗装工業会が主催する環境色彩コンペティション 第23回 グッド・ペインティング・カラーが開催され、内装部門で当社の「防食技術センター」が優秀賞を受賞しました。

防食技術センターは、「お客様とともに新たな付加価値を創出する」をコンセプトに、当社が培ってきた防食技術を集結させた日本初となる「防食技術専門の研究開発施設」です。

こだわりのカラープランニングでお客様との共創施設に彩を

グッド・ペインティング・カラーは「豊かで快適な環境作り」をテーマとした、塗料・塗装を用いた建築物件・構造物等のカラープランニング オープンコンペです。
色彩提供産業である塗料・塗装業界において、優れたカラープランニングの作品を公募し、カラープランナーを表彰しています。
この度のグッド・ペインティング・カラーでは、新築、改修、戸建改修、内装の4部門で計42作品が応募されました。

第23回グッド・ペインティング・カラー 入賞作品はこちら

内装部門で優秀賞を受賞した防食技術センターは、建屋の設計をてがけた積水ハウス株式会社とのコラボ作品として出展。カラープランニングは積水ハウス株式会社 塩島正之氏と当社カラーセンター所属 疋田篤史氏の2名のデザイナーが手がけました。
審査員からは、施設内の各エリアの方角や相互的な位置関係とカラーシステムを結び付けて色彩を選定している点を高く評価いただきました。

大型塗装室
エントランスホール
実験室

当社カラーセンター所属 デザイナー疋田篤史 氏

防食技術センターは、“お客様とともに開発”することを目的としていますので、お客様が居心地よいと感じる室内環境を目指しました。当社のコーポレートカラーであるミドリ色とロゴの象徴色である朱色を柱と梁に用い、施設内の象徴デザインとして配置。さらに独自のカラーシステムで施設内の各エリアを認識しやすくしたり、方角によって濃淡をつけたり、細部までこだわりました。 研究施設でありがちな無機質で堅苦しいイメージを払拭させる配色としました。

最先端の防食技術を発信。日本初となる防食技術専門の研究施設

当社は、創業以来90年にわたり 「重防食のDNT」として、画期的な塗料を上市し続けてまいりました。特に構造物の防食塗料では業界トップシェアを誇り、現在もなお、橋梁や鉄塔など様々なランドマークを護り続けています。
そんな当社の最先端の防食技術を発信するため、日本初となる防食技術専門の研究施設として防食技術センターを建設しました。防食技術センターは当社の那須事業所内にあります。ここでは、過酷な環境を想定した塗料・塗装の研究・開発をはじめ、様々な企業とのコラボレーションによる開発、大型インフラの検査システムの開発など、防食技術に関するトータルソリューションを提供します。

施設の特長

①幅5m×高さ4mの塗装ブースで大型の構造体を塗装!

道路規制や天候に左右されることなく現場の大型構造物を模擬した塗装試験を実施いただけます。

②温度や湿度をコントロールできる大型環境試験機を設置!

春夏秋冬、北海道から沖縄のような様々な環境を想定した塗装条件で試験塗装いただけます。

③海洋構造物に必要な防食塗装の促進劣化を行う促進防錆試験室を設置!

様々な塗膜劣化要因を含んだサイクル試験を全自動で実施いただけます。

施設概要
名  称:防食技術センター
所在地:大日本塗料(株)那須事業所内
 栃木県大田原市下石上1382-12
開  所:2020年7月3日(金)
規  模:2階建 延床面積 1,000㎡