この記事は、2018年7月2日の日経電子版(関西)に掲載された記事の要旨です。
はがれにくいインフラ補修塗料 大日本塗料などが開発
大日本塗料など塗料3社と四国電力傘下の四国総合研究所は、インフラ補修用の塗料を開発した。鉄道や高速道路の橋梁やプラント設備などのメンテナンス需要を狙ったもの。
塗料は重ね塗りすると剥がれやすくなる。高度経済成長期に建設され、何度も補修による重ね塗りが行なわれた構造物の塗膜剥離が課題にとされていた。
インフラ設備では塗料を15〜20年に一度、塗り直している。一方、重ねて塗り続けると剥がれやすくなり、さびから守る機能が失われてしまう。開発した塗料は温度が変化しても塗膜が伸び縮みせず、剥がれにくい。